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初めてのプレゼント
前回のエントリーだけ読むと
何だか哲哉くんが最低な男で
私と哲哉くんは既に破綻してるっぽい感じになってしまったけれど
意外とそうでもなくて、自分たちの距離感が徐々につかめてきた感じで
それなりにやってたりします。
mixiでご一緒の方はお分かりかと思いますが^^

哲哉くんが昼間働いている美容室のオーナーSくんは
週末手伝いでバーに入ってて
その関係もあって私はその美容室に行き始めた。

私の営業先とも近いから、たまに差し入れを持って遊びに行ったりする事があって、
その日もSくんに頼まれてカレーパンを届けに行った(笑)

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ちょうどお客さんも途切れて、Sくんと哲哉くんと3人
スタッフルームでおしゃべりをしていたんだけど
途中Sくん宛にお客様が来て、私と哲哉くんは2人に。

その時、哲哉くんは教えてくれた。
「将来は、自分の店を持ちたい。
俺、料理だけは自信持ってやってるし
オーナーになって、たくさんの人に店に来てもらいたい。
だから今は人脈作る事と、お金を貯める事が何より最優先なんだ。
寝てる暇があったら将来のために時間使わなきゃ。」


それでも、体が資本なんだから無理しすぎちゃダメだよ
そんな言葉が出掛かったけど、あまりにも真剣に語る哲哉くんには
そういう言葉は言えなかった。

「結愛ちゃんは、元々今の業界目指してたの?」
そんな哲哉くんの言葉で、私は断念した夢を思い出した。

違うよ、という私に、哲哉くんは何を目指してたか教えてほしいと言った。
私は少し躊躇ったけど話をした。
「法務教官…少年院の先生みたいな人になりたかったの。」
「少年院!?かなり珍しいよね。
っつーか俺初めてそういうの目指した人に出逢ったかも。
何で目指そうと思ったの?普通思いつかない職業じゃない?」


哲哉くんはとっても目をキラキラさせて、私の過去の夢を聞きたがった。
私はあまり話したくなかったのだけど、あまりにも哲哉くんが興味津々で、
まるで子どもみたいに一生懸命聞いて来るから話すことにした。

小学校~中学校にかけて弟みたいに可愛がってた子がいた事。
その子の父親は全国区で有名なタレントさんで、
その子がまだ幼い頃に奥さんとその子を捨てて出て行った過去があって
父親と母親が何かで泥沼の争いになって
週刊誌なんかのマスコミが自宅にやってきてその子にすら取材しようとした。
そんな混乱の中にいた幼かったその子は家を出て非行に走るようになった。
結果的に中学生の時、大きな事件を起こして少年院へ…
その後、一切の連絡が取れなくなった。
今どこでどうしてるのか、生きているのかすらわからない。

私もまだ幼かったけれど、幼心に「何かできなかったのかな」って悲しくなったのを覚えてる。
そしてその後、あの有名な酒鬼薔薇事件だとかバスジャック事件だとか、
自分と同い年の子どもが大変な事件を起こしていった。
私たち、酒鬼薔薇世代とか呼ばれたりもして。

そんな中で、あの子はどうしてるんだろうと再び思うようになった。
大学生になった私は、あの時何もできなかった後悔を思い出して
何かしら少年事件に携わる仕事がしたいと思うようになったんだ。
少年たちの、心に関わる仕事がしたいって。
そこで法務教官の存在を知った。

結果的に受験そのものを断念せざるを得ない事態になってしまって
代わり、ではないけれど少年法とか少年事件とかを扱う記者になろうと志したけれど
悉く最終で落され続けて夢は叶わなかった。

誰にも話さなかった事。

哲哉くんは、予想していた回答とは随分違ったはずの私の話を
ものすごく真面目に聞いてくれて
「俺そんな事考えもしないで生きてたよ、10代とか若い頃。
聞けて良かった。俺も考えさせられたし。
結愛ちゃんが目指したものの話が聞けたのも良かったと思うし。
何かこういう人生の深い話ってあんまりした事ないじゃん。
だから、今まで結愛ちゃんがそんなふうに過去と向き合って真剣に考えて生きてきたなんて知らなくて。
意外とちゃんと考えてるんやね。」

「『意外と』が余計じゃない?(-_-)」
「あぁいやそういうつもりじゃなくて!(苦笑)
でも俺感動した。本当に。
だからこれあげる。」


そう言って哲哉くんはぬいぐるみを差し出した。
32358749_1019398888.jpg
スティッチがトトロかぶってるの。
このコラボは有なの?

「結愛ちゃん、この青いやつ(スティッチ)好きなんでしょ?」
そう言いながら哲哉くんは私の手の上にぬいぐるみを乗せた。
私は哲哉くんの前で「スティッチ好き」って一言も言った事がなかった。

思い当たる事と言えば、ケータイにスティッチとエンジェルのストラップをつけていて
まだこういう事になる前に哲哉くんから
「その青い方ちょうだい」
と言われたのを断った事があった。
もしかしたら哲哉くん、私のストラップを見てそう思ったのかもしれない。

哲哉くんからの初めてのプレゼントは、ぬいぐるみだった。
ずっと大切にしようと思った。

テーマ : 恋愛日記
ジャンル : 恋愛

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結愛-YUE-

Author:結愛-YUE-
これまでの出来事は
コチラ
2010.4.26更新しました。

このブログに出てくる人については
コチラ
2010.3.18整理しました。

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