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後押し。
8月も終わりの日。

21時半になってもまだ迷っていたのだけど
22時過ぎてようやく決心してお店に向かう事に。

家からお店まで5分かかるかどうか。
哲哉くんはいつも22時過ぎにはお店に来ているのに
お店に行ったら誰もいなくて鍵が閉まってて。
ただ店頭の準備は既にしてあったから、まだ買出しに行ってるって事か。
仕方なくお店の前で待つ事にしようと思った時、
オーナーのHさんがやってきた。

「何やってんの。店入ればいいじゃん。
それとも哲哉と2人が嫌なの?(笑)」

「いや開いてないし。鍵閉まってるよ。」
「はぁ?あいつまだ買出し行ってんのかな?
仕方ねーな。入って待ってなよ。」


Hさんは鍵を開けて私を招き入れてくれた。

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「最近さぁ、哲哉たまに店開けんの遅いのよ。
まぁ俺が開ければいいだけなんだけどさ、あいつに任せてばっかりいないで。
まぁうち殆ど1時くらいからお客さん増え始めるから
22時とかに来るような人って結愛ちゃんたちくらいだけどね(笑)」


お店に行き始めて4ヶ月が経った。
たった4ヶ月だけど、水商売の人がお客さんの大半を占める中で
私たちみたいな昼間の人間は数少ないからなのか
ここのお店の人たちは、私に対してもいろんな話をしてくれる。
仕事の悩み、人生の悩み、恋愛のこと。

そういう意味では、みんな私を「お客さん」であって
「お客さん」だけでは片付かない感覚で見ているのかなと思う。



Hさんと私はとりあえず椅子に座って話を始めた。
「この前は迷惑かけて悪かったね…
で、哲哉とは仲直りしたの?」

「いや、だって土曜日一言も話してくれなかったし
私も話しかける気にならなかった。」

「じゃあ今日あいつと話をしに来たんだ?」
「まぁ…そんな感じかな。
週末色々考えててさ、こっちにも反省するとこはあるのかなと思ったし
何かもしかしたらいろんな誤解が挟まってるのかもとも思うしさ
正直、まだ許すような気持ちにはなれてないんだけど。
Hさんもさ、ああいう事されたらお店が打撃だよ?
あたしだからまだ、変な噂広めようとかそういうのはないけど
相手がそれこそこの街で働いてるような同業者とかの人だったら
すぐに売上げに影響するような事になるかもしれないじゃん。」

「そうなんだよね。
だから俺も折に触れてあいつには色々と話をしてはいるわけよ。
Nから聞いたかもしれないけど、
あいつ盆前くらいから精神的に不安定になっちゃっててさ…」


そこまで言いかけてHさんは口の前に人差し指を立てて私に
「静かに」の合図をした。

ほどなくして、買出しに行ってた哲哉くんがお店に戻って来た。
Hさん、足跡で聞き分けてたんだ。

哲哉くんは私の姿を見つけると、何事もなかったかのように
「あ、いらっしゃい。」
と声をかけてすぐ厨房へ。
Hさんと哲哉くんは厨房の中で今日の打ち合わせ的な話をしている。

その後でHさんは、
「俺ちょっと○○さん(常連客)に呼ばれたから出てくるわ。
結愛ちゃんまたね。」

と言い残して、お店を出て行った。

お店の中には、私と哲哉くんの2人。
いつもなら穏やかな空間がとっても重い。
哲哉くんは厨房で色々としてて、私は私でテレビを見てて
そしたら私のケータイが鳴った。
サブディスプレイに表示された名前は、さっき出て行ったはずのHさん。
私はケータイをつかんでお店の外へ出た。

「どうしたん?」
「まだ哲哉と話してない?」
「うん。」
「いやね、話途中であいつ帰ってきちゃったし
でも俺いたら話できないでしょ。

あいつずっと様子がおかしくてさ
まぁあいつはあいつなりに色々と頑張ってはいて
だけどうまくいかない壁とかにもぶち当たったりしてて
ただそのイライラをここに持ち込んだらプロじゃないわな。
それなのにあいつ連続で潰れたりとかしてたでしょ。
例えばもう店も終わりかけの4時とか5時とかに吐きに行ったりとか
それはまぁ仕方ない時もあるよ。
だけどあいつ、1時よりも前に潰れて起きなくなっちゃったりとか。
遊びに来てるわけじゃないって怒ったりしたからさ、俺が。
あいつも何だかんだでまだ若いから、
そういうのにもしかしたら反発したのかもしれない。
それが他のお客さんとか、結愛ちゃんにもだけど
ぶつけられてるなら俺は見過ごせないし。

ただ、結愛ちゃんと哲哉の間の話ってなるとさ
納得行くまで話して欲しいと思うしさ
うちの店がきっかけで出逢った2人だし
そこは何とかうまくやって欲しい気持ちもあるし
あいつも多分、結愛ちゃんに甘えてる部分はきっとあると思うし
一度思ったことちゃんと伝えてみればいいよ。」

「うん…頑張ってみる。
Hさんマジでありがとね。
こんな気を使わせてごめん。」

「いいよ。
あいつがどう言うかはわからないけど
気が向いたら店にいて。
俺も後で戻るから。」


そうしてHさんとの電話を終えた私は
哲哉くんと話をするためにお店の中へと戻りました。


テーマ : はぁ・・・
ジャンル : 恋愛

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結愛-YUE-

Author:結愛-YUE-
これまでの出来事は
コチラ
2010.4.26更新しました。

このブログに出てくる人については
コチラ
2010.3.18整理しました。

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