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近づき過ぎてしまった夜。
☆前回の続きです☆

明らかに変な空気が私たちの間にはあった。

私はともかくとして、彼がここまで無言を貫くなんて
私の異変は確実に彼に伝わっていたと思う。
でもきっと、その原因が
彼と大好きだった人が似すぎているから
なんて、慶ちゃんは思わなかったはず。

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そんな状況で私の住むマンションについた。

「ありがとう。送ってくれて。」
「いや…っつーかおまえ大丈夫なの?」

優しくされればされるほどに
慶ちゃんと彼がダブって見えてしまう。

思わず目が潤んでしまって
でも泣くのだけは必死に堪えた。

そんな私を見た慶ちゃんは困った顔して笑って
「しっかりしろよー(苦笑)」
って言いながら、その大きな手で私の頭を撫でた。

同じだ。
やっぱり同じだ。

大好きだった彼も、こういうふうにして
出逢ってすぐ、前の恋で泣いてた私を必死に慰めようとしてくれたっけ。

もう限界だった。
どんなにガマンしたって、涙を堪えることができなかった。
もう完全に精神的不安定に陥ってしまってる状態。

彼は私の頭からその手を離して
恐らく私の様子をじーっと見てる。
その視線をひしひしと感じた。

私は無理やり笑って、でも涙が止まらない状態で
「大丈夫、ごめんね、大丈夫だから」
そんな事を繰り返した。


そのときだった。


彼は静かに一歩、私の体に近づいて、そして
私を、静かに抱きしめた。


背の高い彼と並ぶと
ヒールの高いブーツを履いても
私の顔は彼の胸のあたり。

私は彼の胸で、声をあげて
子どもがそうするみたいにしゃっくり交じりで泣きじゃくった。

感じる体温すら、全てあの頃の記憶を呼び起こす。

あの時もそう。
しばらく頭を撫でてくれていた彼もまた
泣き止まない私をそっと抱き寄せて、その胸で泣かせてくれた。

でもこの人は、私が大好きだった人じゃない。
大切な友達で、奥さんがいる人だから。

私はふと我にかえって、そっと彼から体を離した。

ごまかすように私は照れ笑いをして
それでも彼の顔は笑ってなんかなかった。

彼の視線は時として、すごい力でもって私を動けなくする。

すると彼は再び私の事を抱きしめた。
今度は、少しだけ乱暴に私の腕を掴んで自分の方に引き寄せて。
そして、彼は私にこう言った。

「そんなふうに泣いてる結愛を1人になんてできねぇよ。
今夜は…一緒にいよう。」



テーマ : (恋愛)波瀾万丈・激動の恋愛documentary
ジャンル : 恋愛

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プロフィール

結愛-YUE-

Author:結愛-YUE-
これまでの出来事は
コチラ
2010.4.26更新しました。

このブログに出てくる人については
コチラ
2010.3.18整理しました。

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