スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
揺れかけた想い。
『イルミネーションのはしご』なんて聞いた事がない。

でも、何だかとっても楽しくって、私は気付けば笑ってばかりだった。
ここ最近の沈んでた気持ちは、宏樹の無邪気さと、強引さの前に
少しずつ少しずつ薄れていこうとした。


クリックで応援してください↓

... Read more ▼

私たちは、市内が一望できる山の上に立つホテルのイルミネーションを見に行った。
一面に広がる無数の光の中を、私たちは笑いながら歩いた。
目指すのは、長い階段を上り続けて最上部にある光のクリスマスツリー。

楽々上っていく宏樹と、若干息切れ気味の私(笑)
日々の運動量のせいなのか、それとも年齢のせいなのか。。。

数分歩いてようやくたどり着いた。

「うわぁ…めっちゃキレイやん…」

そこには、キラキラのクリスマスツリーと
眼下に広がる市内の夜景があった。
こんなにキレイな情景を、今まで見たことがない。

「ねぇ結愛知ってる?」
「何?」
「このツリーね、一緒に見ると幸せになれるって聞いたんだけどさ
俺たち、近い将来付き合ったりしてね(笑)」

「マジで?そんなジンクス聞いた事ないけど
まぁ…私と宏樹が付き合うなんて有り得ないよねー(笑)」

「だね(苦笑)
でも…結愛にはすぐいい人見つかると思うなぁ。」

「ないわーw
逆に宏樹に彼女がいない意味がわかんない。
そんだけかっこよくてスポーツもできて、
何かよほど変な趣味とかあるんじゃないの?(笑)」

「うるせーなw」

私たちは、とてもキレイな景色を目の前にして、こんなくだらない会話をしていた。

しばらく私たちは夜景を見ながら話をして、再び元来た道を戻る事に。

途中、階段が狭くなっていたところで、
下から上ってきたカップルの男の人の大きな体に私がぶつかって
高いヒールを履いてたせいもあって思わずよろけて階段を踏み外しそうになった。

「危なっ!」
宏樹は慌てて私の腕を掴んで自分の方に引き寄せると
「大丈夫かよ。」
そんなふうに言いながら、初めて見る顔をした。
いつもの柔らかい表情じゃない、真剣で鋭い目をしていた。
本気で心配してくれたから、なのかなと思った。

その瞬間だったのかも。

宏樹も、男なんだと思ったの。
その手に、守られたいと思ってしまったの。

でも、と私は自分の気持ちを必死に打ち消すしかなかった。

色々あってまだ1ヶ月も経たないこのタイミングで、
そういう気持ちになるなんて私はどうかしてる。

しかも、5歳も年下の、更にはまだ学生だよ?

有り得ない。
私と宏樹の間でそういう感情が生まれるなんて有り得ない。

私の中のそんな戸惑いに気付く事もないまま
宏樹は相変わらず楽しそうに笑ってて。

私は、そこから家に送ってもらうまでの間
必死に『お姉さん』を演じるしかなかった。


テーマ : 二人のあしあと。
ジャンル : 恋愛

Secret
(非公開コメント受付中)

プロフィール

結愛-YUE-

Author:結愛-YUE-
これまでの出来事は
コチラ
2010.4.26更新しました。

このブログに出てくる人については
コチラ
2010.3.18整理しました。

since2009.4.5

最新記事
最新コメント
FC2カウンター
Today
月別アーカイブ
カテゴリ
LoveMusic
PLAYTABLE売れ筋ランキングトップ
リンク
検索フォーム
RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
PING
http://ping.blogram.jp/rpc/43797
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。