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複雑な関係。
紆余曲折を経て、私は宏樹との関係を仲間内に話すことができました。
まぁ隠してた、というか何というか、その理由が解決したからなんだけど。

いろんな事があった直後にスタートした私たちの関係を
みんなが応援してくれるかは正直自身がなかったのだけど
「結愛が心から幸せなら、それが一番だよ」
って言ってくれた友達に、心から感謝の気持ちでいっぱい。

その日は久しぶりにミカちゃんと翔子ちゃんと3人でいつものバーへ。
2人から宏樹との事を色々聞かれたり
その中で突然ミカちゃんが宏樹に電話かけてからかったり(笑)
でも、みんながこうして応援してくれて、温かい目で見守ってくれて
そして宏樹も笑いながらそれに応じて…
とても幸せだなーって気がした。

私の方の話が一段落したところで
今度は私が翔子ちゃんに尋ねた。
「哲哉とはその後、何か進展あった?」

別に、って言いながらニヤケ顔の翔子ちゃん。

付き合う、という言葉はないままだけど
一度デートをして、
男と女のそういう関係になった、と。
照れながら嬉しそうに話してくれた。

その事が純粋に嬉しかった。

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そんな中で翔子ちゃんがグラスを倒して
それをおしぼりで拭いて、
そのおしぼりを洗うために厨房に1人入って
しばらくしてから哲哉くんがやってきた。

私はさっき翔子ちゃんから聞いた話が素直に嬉しかったから
こんな事を哲哉くんに言ったんだ。

「翔子ちゃんとの事、聞いたよ。
あたしの大事な友達だから、守ってあげてね。
正直、ほっとした。
哲哉くんの事心配だったから…幸せになってほしい。」


私はてっきり、「うん」って返事が返ってくるものだと思っていたのだけど
哲哉くんの言葉は、全く別のものだった。


「俺が誰とどうなろうが、おまえにはもう関係ないじゃん。
俺はおまえにフラれた。
だから俺がどうしようと、俺の自由だし
おまえが俺の心配する事ないじゃん。」


そんな、きつい口調で言った後、少し間が空いて哲哉くんは続けた。
「おまえ、今幸せなんだろ?」
「………。」
「見てりゃわかるよ。
今までと全然表情が違う。
他のやつにはわからなくったって、俺にだけはわかるんだよ。
できる事なら、今も俺の隣でそんな顔してて欲しかった。」


その言葉が何を意味するのか、
真っ直ぐに私を見つめる哲哉くんの目を見てれば嫌でも理解できた。
そして、それ以上わかりたくはなかった。

「約束したから、俺も今更取り消すつもりないから
おまえが幸せなら俺はそれでいいし
おまえがこの街出てっても俺はずっとずっと友達でいたい。
それしか、今の俺にはできないからさ。

だから俺は…もうどうしようもないんだよ」


どうしようもない。
口下手な哲哉くんの、精一杯の強がりに
かなり動揺してしまったけれど
私が哲哉くんに出来る事はもう何もないから
ただ前を向いてもらわなきゃいけない。

「俺は俺なりに、結愛ちゃんを彼女と思って
誰よりも大事に思ってたし、何でも受け止めるつもりでいた。」


付き合ってる時すら、こんなにストレートな言葉ほとんど言わなかったのに。

「それ…もうちょっと早く聞きたかったな。
付き合ってる時に、そういうことを言ってもらってたら
私の考えも違ってたかもしれない。」

「俺そういう事言うの苦手だからさ。
友達でいれば何だって言えるのに、いざ関係が特別になってしまうと
言えない事だらけになってしまう。」

「…翔子ちゃんのこと大事にしてあげてよ。
私の、大事な大事な友達なんだよ。
傷つけるような真似したら私絶対哲哉くんの事許さない。
翔子ちゃんだから、好きだから一緒にいるんだよね?」


哲哉くんは、しばらく間を置いて深呼吸したあと黙って頷いた。
それを、信じたいと思った。
もしかしたらこれは、ものすごく卑怯な事なのかもしれない。
哲哉くんを、一番傷つけるやり方だったかもしれない。

それでも。
他にどうしたらいいのかわからなかった。
変に期待させる事もできないし
何よりあの翔子ちゃんの嬉しそうな顔を見ちゃったから。

私、思わず暗い顔でもしちゃったんだろうか。
哲哉くんは私の右手首のあたりを掴んで
私の目をじっと見ながら
「結愛ちゃん…ごめんね。」
そう言った。
人に謝るなんて殆どしないプライドの高い彼が。

「何でよ?
私哲哉くんに謝って欲しいなんて思ったことないよ?
むしろ感謝してるくらいなんだから。」

「たしかにそうかもしれないけど
今の俺の素直な気持ちなんだから…
俺は、結愛ちゃんに何もしてあげる事ができなかったのかなって。
これからも。」

「そんなふうに言わないでよ。
これからも友達でいてくれるって言ったじゃん。
それだけでも私は十分嬉しいし。」


哲哉くんはそんな私の言葉に頷きながら
掴んだ私の右手首のあたりを見ながら言った。

「ねぇ結愛ちゃん、どっちかちょうだい。
俺のお守りにしたい。」


どっちか、と哲哉くんが言ったのは
私が右手首にしている2つのパワーストーンブレス。

だけどそれをあげるわけにはいかなかった。
1つはミカちゃんと色違い。
もう1つは宏樹とのお揃い。

「これはあげられないんだよね…作ろうか?」
「今結愛ちゃんがしてるから欲しいだけ。
だから作らなくていいよ。」


そこまで話をすると、オーナーのHさんが偶然厨房にやってきて
私たちはカウンターへ戻る事にした。

翔子ちゃんの気持ちを考えて、私はあえてタイミングをずらした。
何だか友達を騙してる気がしてすごくつらかった。

そしてカウンターへ戻ると哲哉くんは
「今日は俺、この歌真剣に歌う!」
と言って、歌い始めた。

真剣に歌う哲哉くんの一番近くに
愛する人を見つめる幸せな表情の翔子ちゃんがいて
それなのに哲哉くんは、翔子ちゃんが画面を見ているタイミングで
何度も私の目を見ながら歌ってた。

心臓のあたりが、本気で痛かった。
変な気の使い方をすれば翔子ちゃんが気付く。
嘘なんて大嫌いなのに、私はこうして、嘘をついてるのかな。

こんな経験した事ないから、
今も動揺しっぱなしでどうしたらいいのかわからないまま。

この歌、すごく好きな歌で、
でも、すごく切ない歌になってしまった。


あれから
数え切れないほど夢を叶えてきたけど
心はまだ君を思ってるよ

あなたがずっとあなたらしく
生き続けられるように
変わらない思い抱きしめながら
歌ってくよ

心はまだ未来を見てる
果てしない夢を抱きしめて
君の幸せ祈っているから

あなたがずっと笑顔のまま
生き続けられるように
心から強く願い
あの光へ走り抜ける

                               EXILE「someday」

テーマ : 複雑な心。
ジャンル : 恋愛

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(非公開コメント受付中)

No title
こんばんわ
コメありがとうございました~!!とってもうれしいです^^
友達や 周りの人の幸せ話を聞くの 私も大好きです。ついには、
職場の独身男女に『彼女と早く結婚しなよ~そして結婚式に呼びなさい!!』と命令しています^^; 
ですが、記事を読ませてもらって正直切なくなりました。
複雑な心と題されたのもよくわかります。でも、私もブログで記事にしていますが、
純粋な気持ちに素直になるのが一番ですよ^^
それが 一番元気でいられて 後悔しない 自分の軌跡だと私は思うから^^
ところで コメいただいた件・・・私が九州で、彼が北海道です。
結愛さんと住んでいるところ 近いといいなぁ^^
私もとっても親近感が♪もっといろいろお話したいですね^^
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
No title
こんばんは!コメ本当に本当にありがとうございました<(_ _)>

今回のお二人のこと、そして私も大好きなこのEXILEの曲の歌詞、すごく辛いですね。でももう結愛さんも新しい道を進んでいるし、哲哉さんももう元には戻れないんですもんね。そう思うと、本当に運命って皮肉だなって思ってしまいます。一番好きな人に本心を言えない哲哉さんや私みたいなタイプって・・なんか悲しい。
離れてから、初めて素直になれるのに、そのときにはすでに遅くて・・・

私も今度はもう迷わないって決めたんだけど^^:、哲哉さんにも幸せになって欲しいって思います!

そして結愛さんには宏樹さんと誰よりも幸せになってほしい・・!!と願ってます(*^▽^*)
No title
レスコメントに書いたけど、リンクもちろんOKです^^
私もさせてもらっていいですか?

ちょっと前まで大丈夫かな?って心配してたけど、落ち着くところへ落ち着いたみたいでよかったです。
無理な関係を無理して続けても疲れちゃうだけだから。
だから、今の彼との関係を大事に築いていってくださいね。

私は元彼への気持ちが揺れてます^^;
あっちもちょっとだけ更新しちゃってますのでもしよかったら…
管理人のみ閲覧できます
このコメントは管理人のみ閲覧できます
Re: No title
さややさん☆
私もまわりの幸せ話を聞くの好きですよ^^今はね。
少し前までは、正直聞くのがつらくて仕方なかった。
こうして、周りの人の幸せも心から素直に祈る事ができるようになった
それだけでも私にとってはすごい前進なのかもって思います。

気持ちに素直に…
それは間違いなく、宏樹の事が大好きです。
でもこれでいいのかなぁ?
相手が自分をこんなに好きでいてくれてるとは、正直思ってもみなかった。
私だけが笑ってていいのか、自信がなくなってきちゃいました。

何でかわからないけど、私のブログって九州に縁のある方が結構来られる事が多いんですよねぇ♪
たまに出る方言?w
Re: No title
鍵コメKさん☆

私は…すんなり受け入れてくれちゃったから
もう彼の中でも何となく整理できてるのかなぁと思い込んでた。
この時になって、私がどれだけ哲哉くんを傷付けたか
深く深く心に刻む事になった。

哲哉くんにも悲しい過去があって、その上で私を選んでくれた
そのことを、ちゃんと受け止めてるフリしてできてなかったのかな。

> 哲哉くん⇒結愛ちゃんへの想いのベクトル、つーか大きさは
> 自分らが思う以上に大きく、まっすぐだったんじゃないかって。

そうだったのかもしれない…
彼の不器用さゆえ、それがなかなか伝わってこなくて
私は自分の基準でしか2人の関係を捉える事ができなかった。

翔子ちゃんは大切な友達だし、すごく哲哉くんの事好きだし
私にはないものをたくさんたくさん持ってる、本当にいい子だから
大好きだった哲哉くんが翔子ちゃんと幸せになってくれたら本当に私も嬉しいんだけどな。
Re: No title
いろはさん☆
いえいえ、なかなかコメできない中であのエントリーだったので、すかさずコメ入れました☆
何かあれば、いつでも話してくださいね。

もう元には戻れない。
そうなんですよね。
私には宏樹がいるし、哲哉くんも翔子ちゃんと一歩踏み出してる。
もし、もっと早いタイミングでこういう話ができていれば「今」は違ったかもしれないけど…

本当、哲哉くんにだけは本当に幸せになって欲しい。
私もそこまで素直に自分から気持ちを伝えるタイプじゃないけれど、それだけはちゃんと言いました。
「絶対に、幸せになってよね」
って。彼は「さぁ。どうだろうね」なんて言ってたけど。

私も宏樹との毎日が、少しでも長く続くように頑張ります。
Re: No title
愛優子さん☆
ありがとうございます♪
リンク追加しておきますね^^
こちらもよろしくお願いします。

哲哉くんとの関係を、無理な関係と思った事はなかったけど
最後の方は気持ちの上でどうしたらいいのかわからなくなっちゃってたから…
もうあの時が限界ギリギリのラインだった気がします。

ブログ読みました。
元彼さんの事、私ならまだ時間を置くかなーと思いました。
今はまだ、時間が経ってなさ過ぎて、逢って冷静でいられると思えなくて。
でも愛優子さんは私なんかより大人だし私にわからない部分もあると思うので…
どうにかちゃんと話ができればいいのになって思います。
Re: No title
鍵コメSさん☆
全然大丈夫ですよ^^
気にしないでください。
これからもよろしくお願いします。
プロフィール

結愛-YUE-

Author:結愛-YUE-
これまでの出来事は
コチラ
2010.4.26更新しました。

このブログに出てくる人については
コチラ
2010.3.18整理しました。

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