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曇りのち晴れ。
☆前回の続きです☆

宏樹はいつも私の手を握る時、しっかり握ってくれてたのに
その時は力なく絡めただけだった。

私が離せばもう、この手に触れる事もないのかな。
だけど、きっと今宏樹は嫌がってるよね。
私の事ばっかり考えた罰が当たったんだ。
だからもう、こういうのもやめなきゃいけない。

私が指を緩めると、宏樹の手の中からあっさりと私の手が零れ落ちた。

その時思わず言ってしまった。
「もう2度とこの手を繋ぐことはないんだよね…」
目を見るなんて無理だった。
ただ、それが最後の強がりだった。
私は受け入れるよ、平気だよって。

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だけど。


「何でよ?」
宏樹のその問いかけの意味がよくわからなかった。

「え…だって…」
「まさか別れるとか思ったりしたわけ?」
「…違うの?」
「すげぇ妄想力だなおまえw」
「どう考えても別れ話の流れやん。
そういう言い方したし。」

「だったらもうちょっと抵抗しろよw」
「抵抗したって無駄やんか」
「それにしてもあっさりしすぎだろw」
「じゃあ私たちこれからも一緒なの?」
「当たり前。」

うわー!!!
私ハンパなく早とちりと妄想披露しちゃったよー!!!
今思い返すと恥ずかしいなw

でもね
この時はそんな事考える余裕もなかったんだ。
ただただ、良かった、終わりじゃないんだ
私まだ宏樹の隣にいられるんだって思ったら
感極まって完全に号泣。
うわぁぁぁぁぁぁん(ぅд;)って。

「何その号泣www今まで見た中で一番すげぇw
おまえそんなに泣くのかよwww」

「うー(;д;)」
「何ー?ほっとしたのー?」
「うー(;д;)」
「ちゃんと『うん』って言えw」
「ごめー(;д;)」
「うん。」
「本当ごめ(;д;)」
「うん。ほら、おいで。」

そうして宏樹はいつもの優しい顔で私を抱き寄せて
暖かい胸で泣かせてくれた。
私はただひたすら、泣きじゃくりながらごめんねを繰り返すばかり。

「大丈夫だから。
ビックリさせてごめんね。

俺がどうしてそういう行動をしてほしくないか
その答えをちゃんと結愛自身でわかってほしいから
俺はあえてはっきりとは言わないよ。」


そうしてしばらく経ってから、
「結愛、俺タバコ吸いたい。お前にも今日は付き合ってもらうぞ。」
いつもは「タバコ吸ってくる」って1人でベランダへ行くのに
宏樹が珍しくそう言うから、私は彼の後をついてベランダへ。

雨は静かに降り続いていた。
私は手すりを掴んで考えた。
何がいけなかったのか。
自分がこれから気をつけなければならない事は何か。
逆に宏樹にどうして欲しいのか。

宏樹はそんな私を後ろから抱きしめる。
タバコのにおいが少ししたけど、出来る限り煙が私にかからないように
気を使って息を斜め上にはいてるらしい。

少しだけ遠くに、話に出てきた観覧車のイルミネーションが見える。
私は思い切って宏樹に言った。
「他の人となんか観覧車乗らないもんね(・з・)」
「いいけど俺はマジで結愛とは乗らないよ?」
「何でだよぅ(-_-)」
「ジンクスがあるんだ。
あの観覧車に2人だけで乗ったカップルは別れるって。
あとね、水族館も。
ついでに言うと、動物園は行ってもいいけど閉演時刻までいるとダメらしい。
だから俺、絶対に結愛とは行かないの。」


そうなんだ…
だから宏樹は…
その事を知ったら、何だか切なくなった。
宏樹は若い人たちに広まる迷信すら、気にしてくれてるんだって。

「まぁあくまでもジンクスだから事実じゃないけどなー。
うちの妹は『全部やったけど結婚したー』て言ってたし。」


そう言いながら何だか宏樹は楽しそう。
そういえば、付き合う前にイルミ見に行った時
一緒に見たら幸せになれるって言うし
まさか近い将来付き合ったりしてね
なんて会話したっけ。

2人で一緒にいるようになって、私は些細な事も大事にしようと思いながら
それができていなかったんだ。
本当にちゃんと考えなきゃ、この経験はただのムダになってしまう。

「部屋に戻ろうか。」
「もうちょっとだけここで反省する。」
「もういいよ。大丈夫だから。」
「私が納得して、これからどうしていくかを考えなきゃいけないと思うし
もうちょっとだけだから。」

「わかった。じゃあ先に戻ってるね。」

いろんな事を思い返した。
そしたら答えは明白だった。

宏樹は、私を大事にしてくれてる。
だからこそ、私が私自身を大事にしないような行動をするのを激しく嫌うんだ。

そういうつもりはなかったけれど、
もっとちゃんと自分の事も大切に過ごしたいと思った。
そして、そういう私で、「一緒にいると楽しい」と思ってもらえるようにしたい。

部屋に戻ると宏樹はYouTubeで何か探し物。
「宏樹ごめんね。
あたしもっとちゃんとする。」

「もう大丈夫だって。
結愛はちゃんとわかってくれたと思ってるし。」

「本当ごめん。」
「だーかーらー(-_-)
もうそんな暗い顔しないの。
俺ネガティブ大嫌い。
いいもの見せてやるから笑えー。

あ!あったあった。
これ絶対結愛好きだからさー。」


そう言って見せてくれたのは自動車メーカーNの「低燃費少女ハイジ」。
ネットで公開されてるものらしいんだけど、
あのCMに出てくるハイジたちの物語。

面白くて自然と声出して笑っちゃう。
隣にいる宏樹も楽しそう。

1時間くらい前にはもうダメだと思ったのに。
今もまだ宏樹と繋がっていられる。

大事にしたい。
宏樹の事も、2人の今も。


そして、これからも。


眠る前にベッドの上で、今回の事をしっかり話し合って
ちゃんと納得行くように解決できて本当に良かったです。

テーマ : 素直なキモチ
ジャンル : 恋愛

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(非公開コメント受付中)

No title
こんばんは!前日のところから遊びに来ちゃって、一瞬私まで「ガーン」って目の前真っ暗になりそうになったよ~~~驚かせないで~~笑(*^▽^*)
早とちりでホントよかった!!(o^-^o) ウフッ

でも、普通付き合ってて、嫌なところを見てしまっても、それを言葉に出さないで胸にしまってるうちに、どんどん積もり積もってってこと、意外とよくあると思うんですよ。それをきちんと言葉にして、説明してくれて、あとは自分で考えるところまで導いてくれる宏樹サンは、若いのにすごい!!!!
感心しちゃいました~♪
これからもお二人でず~~っとず~~~っと仲良くね!(o^-')b グッ!
やっぱり もどってた
ちがう もっと仲良くなってる よかったぁ\(^ー^)/
No title
いろはさん☆

もう完全どんよりでしたあたしも。。。
あんなに怖い顔した宏樹を見た事がなかったし、すごいキレてたんで(あたしの文章力じゃ伝わらないでしょうけどw)、本当取り返しつかない事したかなぁって思って本気泣きしましたw

元々宏樹とは友達で、その時に「嫌なとことかあってもそれをスルーして、気付いたら溜まってて爆発して終わり」って聞いてたんです。
だからこうして気付いたときに伝えてくれたこと自体、私にとってはすごいこと。
この経験をムダにしないようにしたいなぁと思います。
No title
てとさん☆

本当にご心配をおかけしました(笑)
もうダメだと思いました…
急すぎてついていけなかったけど。
ひとまず安心かな。
取り返しのつかないところまで行ってしまう前でよかった。
プロフィール

結愛-YUE-

Author:結愛-YUE-
これまでの出来事は
コチラ
2010.4.26更新しました。

このブログに出てくる人については
コチラ
2010.3.18整理しました。

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