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Song for me
昼は美容室、夜はバーで働く哲哉くんとは
お店でしか逢う事ができない。

哲哉くんの毎日は有り得ないサイクルで回っている。
朝9時ごろ起床。
10時とか11時には美容室へ出勤。
19時に閉店して後片付けしてから20時過ぎに帰宅。
お風呂や犬の世話をした後21時半にはバーに出勤。
22時半の開店から翌朝6時の閉店まで働き詰め。
お客さんの状況によっては閉店が更に遅れる。

そんな生活をしているから寝る時間を確保するだけでも大変な事。
寝ないまま次の仕事に行く事もあって
当然私の相手をしている暇なんてない。
時々ひどく疲れた表情を見せることがあって心配にもなる。

だけど哲哉くんは自分から好んでそういう生活をしている。
眠っている時間が勿体無い、
夢のためにはお金と経験と人脈が必要なんだって。
そんなに生き急ぐ必要なんてないはずなのに、
彼は26歳という年齢のわりに、考え方が妙に大人すぎる部分がある。

でも決して私はだからお金を払って彼に逢いに行っているという感覚はない。
友達が私を必要として呼んでくれる。
だからお店に行く。
結果的に哲哉くんにも逢えるんだから一石二鳥ってやつだよね。


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お店に行けばもちろん哲哉くんには逢えるけれど
哲哉くんが接客とは言え若い女の子と楽しそうに話してるのも見ないといけない。
彼の働くお店に来るお客さんの大半は水商売の人たちだ。
スナックとかキャバクラで働く人ばかりで
私とかミカちゃんとか昼間の仕事をしている人の方が圧倒的に少ない。

それをミカちゃんなんかは
「あんたああいうの見て平気なの?」
と怪訝そうに聞いてくる。

それが全然平気なんだよね。
だってあれは仕事じゃん。
そんなの一々気にするくらいなら、こういう職業の人を好きになんてなってられない。

それを話すとミカちゃんは
「あんた本当変わってるわー」
と言う。
そして一仕事終えてやってきたTくんに
「結愛ちゃん、あんたが他の女と喋ってるの見ても平気らしいよ。
あたしなら絶対無理。」

と告げた。
いや、誤解生むような事言わないでよぅ。

「当たり前やん。仕事なんやし(笑)
ああいうの見てても好きとか思えないし、
昼間きちんと働いている女の子の方が話をしていて楽しい。」

「そだよ。あれに文句言うなら仕事やめろって事だよ。
大丈夫、そのへんは信頼してるし。」

哲哉くんはそんな私の言葉に笑う。

私たちの間には何一つ曇りなんてなかった。
哲哉くんの気持ちには疑う余地もなかったし
私自身の気持ちも、少しずつ少しずつ安定してってね。

私は彼の声が大好きだ。
若いくせにちょっと酒焼けしちゃってるかすれ具合が好き。
タバコやめればいいのにやめないんだもんな。
おじさんになった時声出なくなっても知らないよ。

話し声も好きだけど、彼の歌うEXILEも好き。
何でもいいからEXILE歌って、とお願いしたら
彼が選んだのは「song for you」だった。

この歌、前辛かった時
大親友のゆうちゃんが歌ってくれてから大好きになった歌。
その話は哲哉くんにした事なかったな。
ていうか多分、親友が男だと知ったら彼はまた機嫌悪くなるんだろうし。

どんなつらい事にも みんな理由があるよ
ひとつひとつが かけがえのないキミの物語さ


つらい事たくさんあった。
それが帳消しになるなんて思わないけれど
苦しんだ分は必ずまた笑えるんだろうなって思う。

傷はまだ癒えてないの。
体の傷は癒えても、心の傷が完全に癒える日なんて来ないと思う。
今でも、映画「海猿」は見れないし、
あの人がよく聞いていたゴスペラーズが聞こえると変な汗をかく。
時間が経っても、無理なものはやっぱり無理なんだ。

それでもね、
今笑っていられる事に感謝したいと思う。

哲哉くんの歌をすぐ隣で聞きながら、そんな事を思った。

それからみんなが私と哲哉くんのために、といろんな歌を歌ってくれて
特にせいちゃんが歌ってくれたTo Be Continuedの「君だけを見ていた」は
私たちにピッタリの歌だと思った。

どうしようもなく打ちのめされ泣きたい夜も
君がいたから僕はきっと乗り越えられた

言葉足らずの僕の愛は
いつでも君のやさしさを
傷つけてしまうけど…

君だけを見ていた
こぼれそうな笑顔
初めて見つけた時から

君だけを見ていた
淋しげな横顔
初めて見受けた時から
君だけを見ていた
まっすぐな瞳と
飾らない心で

君を守りたいよ
ずっとそばにいるよ
飾らない心で


哲哉くんは、大事な事を言わない
それはちゃんと言わなきゃって事が抜け落ちている事が多い
だからそれで傷つく事も正直あったりするんだけど
時折見せる私の淋しそうな顔が放っておけないと言ってくれた
あの優しさを信じているから頑張れる。

私は調子に乗って、哲哉くんに
「ねぇ、私のために何か歌って」
とお願いしてみた。
彼が歌ってくれたのはCHEMISTRYの「君をさがしてた」
恥ずかしそうだったけど、こういう事をみんなの前で堂々としてもらえるのってやっぱり嬉しい事。

いろんな事を経験して、諦める事をたくさん覚えて
だから正直、彼との事もどこかで
「近い将来か遠い未来か終わりがやってくる」
と思っている事は否定できない。

それでも、今は「今」を大事にしたい。

みんなから、
あんたたちくっつくまではイライラしたけど
くっついたらくっついたでラブラブバカップルでイライラするよね
なんて苦笑いされて

その時だった。
時刻はまもなく0時。
私のケータイに着信があった。


まさくんだった。


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ジャンル : 恋愛

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結愛-YUE-

Author:結愛-YUE-
これまでの出来事は
コチラ
2010.4.26更新しました。

このブログに出てくる人については
コチラ
2010.3.18整理しました。

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